パーソナリティ障害の症状|専門機関を受診しよう

女の人

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カウンセリング

人とのコミュニケーションが取りづらい病気であるパーソナリティ障害は、患者本人だけではなく家族や周囲の人にも負担がかかります。特に症状を自覚している患者は病気や人との接し方に対して恐怖や不安を感じているので、時には周囲の人に迷惑をかけたり、自分の殻に閉じこもってしまうことがありますが、これらの症状は自分を表現する方法の1つである場合が多いです。そのため、周囲の人は症状について見つめ直し、患者との接し方を冷静に考えなければいけません。パーソナリティ障害の患者と接するときに、患者の考え方や行動を全否定すると症状が悪化する恐れがあるので、まずはパーソナリティ障害である現実を受け止め、病気に関して理解を示してあげることが大切です。患者の心を溶かすように接し続けていくと徐々に問題解決の光が見えてくる可能性もあるので、感情的にならずに治療が上手くいくように支援してあげましょう。さらに、家族だけでパーソナリティ障害の患者と向き合うことは非常に困難で、場合によってはサポートしていた家族の方が精神的に疲弊し、同じように精神疾患を発症する場合もあるので、精神科医と協力しながら治療を進めてきましょう。患者との接し方がわからなくなったときはあえて距離をおくのも良いでしょう。また、実はパーソナリティ障害は人口の約2%の人が発症していると言われていて、特に若い女性に多い病気なので、自分も発症する可能性があることを頭に入れながら患者と向き合っていきましょう。

パーソナリティ障害を発症している人は、自分の行動が嫌になって外部との接触を避け、自分の部屋に閉じこもったまま何年も出てこないことがあります。引きこもってしまった患者を無理に引っ張りだして病院に連れて行こうとしても、状況は改善されず、逆に患者の気持ちを逆撫でして予期せぬ怪我をすることもあります。そのため、精神科が行なっている訪問診療を利用してみましょう。今、引きこもりは大きな社会問題となっているので、多くの精神科では訪問診療を行なっています。精神科の医師や精神保健福祉士などのスタッフが自宅まで訪問し、症状の管理や薬の管理、患者に対する生活指導などを実施しながら病気の状況を確認していきます。また、血液検査なども行なっているので自宅にいながら病院と同じような治療が受けられます。訪問診療を利用するときは、事前に精神科に電話やメールで問い合わせをして訪問診療の申し込みをしますが、家庭や患者の状況を説明すると、治療に関する計画が立てやすくなります。治療当日にはスタッフが自宅まで訪問して、最初にシステムや治療の計画、治療費について詳しく説明してくれるのでしっかりと聞いておきましょう。疑問や不安なことがあればその場で質問しましょう。訪問診療をしている病院では、診療情報を共有してくれたり、主治医の意見書、紹介状の発行を受け付けている上、治療が終わった後の自立支援サポートも行なっているので、患者もすぐに普通の日常生活を手に入れることができるでしょう。